亜鉛と味覚の関係

味覚は“毎日つくられている”

私たちは普段あまり意識しませんが、
味を感じる細胞(味蕾:みらい)は

 約10日ほどで新しく生まれ変わる

と言われています。

つまり味覚は

固定されたものではなく、日々更新されている感覚です。


亜鉛が不足すると何が起こる?

ここで重要になるのが「亜鉛」です。

亜鉛は

  • 細胞の再生
  • タンパク質合成
  • 味蕾の形成

に関わるミネラル。


亜鉛不足のとき

  • 味蕾の再生が遅れる
  • 味を感じるセンサーが減る
  • 味の感度が鈍くなる

その結果

  • 甘さを感じにくい
  • 味がぼやける
  • 濃い味を求める

という状態につながります。


「濃い味が好き」は習慣だけではない

よく

「味の好みは習慣」と言われますが、

実はそれだけではなく

味を感じる“装置そのもの”の状態

も関係しています。


つまり

  • 亜鉛不足
  • タンパク質不足
  • 消化吸収の低下

があると

 繊細な味が感じられない

のです。


唾液・咀嚼との関係

味は

 唾液としっかり噛まれた食べ物が混ざることで感じられる


つまり

  • 唾液が少ない
  • よく噛まない

という状態も

味覚低下の一因になります


味覚は戻る

ここが一番大事です。

味覚は

👉 回復できる感覚


例えば

  • 昆布だしの「ジワッ」としたうま味
  • 素材のやさしい甘さ
  • 噛むことで広がる風味

こうした体験を重ねることで

 味覚は少しずつ整っていきます


今日からできること

無理にサプリを増やす前に、まずは日常から


食事

  • 魚・肉・卵などのタンパク質
  • 海藻・貝類・ナッツ類(亜鉛含有)

食べ方

  • よく噛む
  • 味わう時間をつくる

一口入れたら20回はしっかり噛むよう意識しましょう。

Yuki

歯科医師。分子栄養カウンセラー
診療と子育ての経験から、
幼少期の味覚と生活習慣が一生の健康を左右することを実感。
体験型の味覚トレーニングプログラムを通して、食事・睡眠・運動・ストレスケアを無理なく続く習慣へ整える方法を発信しています。
分子栄養学の視点も臨床に取り入れ、診療に向き合っています。

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口腔×栄養
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